子育ては女性に負担が偏りがち。
男性も積極的に子育て参加して、パートナーの心理的・肉体的負担を減らしましょう。
また妊娠中や産後、子育て期など、状況によって必要とされることが変わるので注意が必要です。




出典:内閣府『平成27年度少子化社会白書』

男性の育児参加には、女性の産後うつ予防や子どもへの良い影響が期待できるなど、メリットもたくさんあります。
中でも注目したいのは、第2子以降の出生が増加すること。
「家事・育児時間なし」が「出生なし」90.2%なのに対し、「6時間以上」だと84.5%が「出生あり」に。
理想の子ども数を叶えるためにも、ぜひ男性の家事・育児参加が望まれます。


妊娠中

★パートナーの妊娠を喜び、お腹の赤ちゃんに関心を持つ
パートナーと一緒に、赤ちゃんの名前の候補を考えたり、お腹をさわったり、赤ちゃんに話しかけたりしてあげてください。

★妊娠・出産について、情報収集・勉強する

★パートナーの体調変化を気遣って、家事や身の回りのことなど、できるだけ手伝う
場合によっては、家事援助サービスなどの利用も検討しましょう。

★パートナーの精神的なサポートをする
パートナーの話をよく聞いてあげましょう。またパートナーの気分転換の機会を作りましょう。

★パートナーとお腹の赤ちゃんの健康管理に配慮する
パートナーが、お酒やタバコ(※)などを摂取しないように気を配りましょう。また常備薬など薬を使用する場合は、医師に相談しましょう。感染症予防など、父親の健康管理にも気を付けなければなりません。

※妊婦自身の喫煙や赤ちゃんのそばでの喫煙は、乳幼児突然死症候群(SIDS)と関係することが知られています。父親など周囲の人も、妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙をやめましょう。

★上の子がいる場合は、上の子のフォローをする
母親の変化を伝え、弟か妹が生まれることを共有しましょう。

★いつでもパートナーと連絡がとれるようにしておく(妊娠中は、いつ何があるかわかりません)

出産

★生まれる前
・休暇取得など、できるだけパートナーに付き添えるような体制を作っておきましょう。
・ お互いの実家など、必要な連絡先に連絡しましょう。
・上の子がいる場合は、上の子をしっかりとサポートしましょう。
・陣痛中は腰をさすったり、楽な姿勢をサポートしましょう。
・水分補給や消化の良いものを準備しましょう。
・妊婦がリラックスできるよう、好きな音楽をかけたり、心地よい環境を整えましょう。

★生まれたら
・心からのねぎらいと祝福で、妻の気持ちを安定させてあげましょう。
・無事出産したことを、必要な人に知らせましょう。
・パートナーと話し合って赤ちゃんの名前を決めましょう。
・できるだけ面会に行きましょう。
・パートナーがほしい物、してほしいことなどを聞いてできるだけ対応してあげましょう。
・退院するパートナーと赤ちゃんを迎える準備をしましょう。(自宅の掃除など環境を整えましょう。)
・退院に付き添いましょう(入院費用の精算、荷物の整理を手伝う、荷物を持つ、車を手配するなど)。

産後

★産後〜8週間
・パートナーの心と体の疲労を理解し、できるだけ休養できるよう、いたわりましょう。
・各種届出を済ませましょう。
・休暇取得やなるべく早く帰るなど、できるだけパートナーをサポートしましょう。なお産後8週間はパートナーが専業主婦や産後休業中であっても、男性も育児休業を取得できます。
・パートナーが気分転換できる時間を作りましょう。
・小児科のかかりつけ医を見つけましょう。
・赤ちゃんの1か月健診に付き添いましょう。
・赤ちゃんのそばで喫煙しないようにしましょう。
・赤ちゃんの沐浴をしましょう。

★0歳
・月齢に応じた子育ての知識について勉強しましょう。
・夜中のミルクや夜泣きへの対応など、夫婦で話し合って分担しましょう。
・パートナーが休養できる時間を作りましょう。
・赤ちゃんの事故を防止するための対応策をとりましょう。(誤飲、転落などの防止。)
・月齢に応じた遊びで、赤ちゃんとコミュニケーションをとりましょう。

★1〜2歳
・子どもの事故を防止するための対応策をとりましょう。
・外遊びや体を使った遊びなどに対応しましょう。
・子どもの好奇心や自立心をできるだけ尊重した対応をしましょう。

★3〜6歳
・健診や予防接種、けがや病気などに、対応する時間を作りましょう。
・保育所・幼稚園行事、保護者会活動などに、できるだけ参加しましょう。
・パートナーと一緒に子どものしつけについて考え、子どもの生活習慣が身に付くように対応しましょう。
・父親・母親それぞれの持ち味に応じて、遊びやしつけの分担を考えましょう。

★小学生
・学校や放課後児童クラブ行事にできるだけ参加しましょう。
・PTA活動や放課後児童クラブの保護者会活動、地域の子ども会活動などは、パートナーと分担をして対応しましょう。
・子どもの話をよく聞きましょう。
・子どもの勉強を見てあげましょう。

子育て期全般を通じて

★子供の成長・発達について他の子と比較したりして過敏にならない(子供の成長・発達には個人差があります)
・子供の成長や発達に関して気にしすぎないように配慮することが大切です。

★月齢や年齢に応じた子どもの安全の確保、健康管理に気を付ける

★乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)に気を付ける
赤ちゃんや小さな子どもは、激しく揺さぶられたり、たたかれたりするような大きな衝撃を与えられると、身体(特に脳や視神経)が損傷を受け、重大な障害が残ったり死亡することもあります。絶対にしないでください。

★月齢や年齢に応じた遊びやしつけをする、基本的な生活習慣を身に付ける

★家事・育児を分担する(やっているつもりでも、パートナーから見たらまだまだということも…)
・お互いの得意分野や生活時間・仕事時間を考えて、柔軟に考えましょう。
・育児休業取得もぜひ検討してください。

★パートナーの精神的なサポートをする
・子育てについて、日頃から夫婦で話しましょう。

 

「父親のワーク・ライフ・バランス 応援します!仕事と子育て両立パパ」ハンドブック(平成27年2月、厚生労働省作成)より抜粋。