すこやかな妊娠と出産のために

妊娠中の日常生活
妊娠中の母体には、おなかの赤ちゃんの発育が進むにつれて様々な変化が起こってきます。特に妊娠11週(3か月)頃までと妊娠28週(8か月)以降は、からだの調子が変化しやすい時期なので、仕事のしかたや、休息の方法(例えば家事や仕事の合間に、少しの時間でも横になって休むなど)、食事のとり方などに十分注意しましょう。
普段より一層健康に気をつけ、出血、破水、おなかの強い張りや痛み、胎動の減少を感じたら、すぐに医療機関を受診しましょう。
健康診査や専門家の保健指導を受けましょう
妊娠中は、特に気がかりなことがなくても、少なくとも毎月1回(妊娠24週(7か月)以降には2回以上、さらに妊娠36週(10か月)以降は毎週1回)妊婦健康診査を受けて、胎児の育ち具合や、自身の健康状態(血圧、尿など)をみてもらいましょう。

健康で無事な出産を迎えるためには、日常生活、栄養、環境その他いろいろなことに気を配る必要があります。医師、歯科医師、助産師、保健師、歯科衛生士、管理栄養士などの指導を積極的に受け、妊娠、出産に関して悩みや不安があるとき又は家庭、職場でストレスがあるときなどは遠慮せずに相談しましょう。母親学級、両親学級でも役に立つ情報を提供しています。
出産前後に帰省する(里帰り出産など)場合は、できるだけ早期に分娩施設に連絡するとともに、住所地と帰省地の市区町村の母子保健担当に手続きなどを相談しましょう。
妊娠中のリスクについて
下記の項目に当てはまるものがある方は、一般に妊娠中や出産時に異常(病気)を起こすリスクが高いとされています。心配なことがある場合には、医療機関などに相談しましょう。
胎児の発育について
妊婦健康診査の超音波検査により、胎児の推定体重を計算することができます。推定体重を胎児の発育曲線に書き入れて赤ちゃんの発育の様子を確認してみましょう。

※この曲線の、上下の線の間に約95.4%の赤ちゃんの妊娠週数別推定体重が入ります。
心配なことがあれば、医療機関等に相談しましょう。
たばこ・お酒の害から赤ちゃんを守りましょう

妊娠中の喫煙は、切迫早産、前期破水、常位胎盤早期剥離を起こりやすくし、胎児の発育に悪影響を与えます。妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙は乳幼児突然死症候群(SIDS)と関係することが知られています。妊婦自身の禁煙はもちろんのこと、お父さんなど周囲の人も、妊婦や赤ちゃんのそばで喫煙してはいけません。 出産後に喫煙を再開してしまうお母さんもいます。出産後もお母さん自身やお子さんのために、たばこは控えましょう。
また、アルコールも胎児の発育(特に脳)に悪影響を与えます。妊娠中は、全期間を通じて飲酒をやめましょう。出産後も授乳中は飲酒を控えましょう。
妊娠中の感染症予防について
妊娠中は、免疫力が低下して感染症にかかりやすくなっています。妊娠中は赤ちゃんへの影響も考えて有効な薬が使えないことがあります。日頃から手洗い、うがいなど感染予防に努めましょう。
また、何らかの微生物(細菌、ウイルスなど)がお母さんから赤ちゃんに感染し、まれに赤ちゃんに影響が起きることがあります。妊婦健康診査では、感染症の有無を調べることが出来るので、きちんと受診しましょう。
まだ発見されていない感染症や検査が一般に行われない感染症もあります。子どもや動物のだ液や糞尿に触れた場合には、よく手洗いをしましょう。
妊娠・出産・授乳中の薬の使用について
妊娠中や授乳中の薬の使用については、必ず医師、歯科医師、薬剤師等に相談しましょう。自分の考えで薬の使用を中止したり、用法、用量を変えたりすると危険な場合があるので、医師から指示された用量、用法を守り適切に使用しましょう。
「妊娠と薬情報センター」において、妊娠中の薬の使用に関する情報提供が実施されていますので、主治医と相談しましょう。
また、子宮収縮薬などの出産時に使用される医薬品についても、その必要性、効果、副作用などについて医師から十分な説明を受けましょう。
※独立行政法人医薬品医療機器総合機構のWebサイトから、個別の医薬品の添付文書を検索することができます。
妊娠中のシートベルト着用について

妊娠中であっても、シートベルトを正しく着用することにより、交通事故に遭った際の被害から母体と胎児を守ることができます。
ただし、妊娠の状態は個人により異なりますので、シートベルトを着用することが健康保持上適当かどうか、医師に確認するようにしましょう。
妊娠中は、事故などの際の胎児への影響を少なくするために、腰ベルトのみの着用は行わず、腰ベルトと肩ベルトを共に着用し、大きくなった腹部をベルトが横切らないようにするなど、正しくシートベルトを着用することが必要です。
妊娠中の夫の役割

妊婦の心身の安定には、夫や家族など周囲の理解や協力が必要です。妻をいたわり、ねぎらい、家事を積極的に行いましょう。妻の妊娠期間の約10か月は、夫にとっても「父親」として育っていく大切な準備期間です。
この時期に、ふたりにとって子どもとはどんな存在か、親になるとはどういうことなのかなど、じっくり話し合ってみましょう。
また、お産の時や産後の育児で夫がどのような役割を持つのか、妊娠中からよく話し合い、準備しておきましょう。

パパママクラス

徳島市保健センターでは、妊娠中の生活から育児までを学ぶことができる「パパママクラス」を開催しています。
パパもママもご参加ください。(妊娠5~6カ月頃の参加をおすすめします。)

日程 偶数月 第2日曜日(平成28年10月のみ第3日曜)
奇数月 第3金曜日
詳しくは下記公式サイトからご確認ください。
時間 偶数月 9:15~11:15頃 (受付9:00~)
奇数月 13:15~15:15頃 (受付13:00~)
詳しくは下記公式サイトからご確認ください。
場所 徳島市保健センター(徳島市沖浜2丁目16)
GoogleMapへ
対象者 徳島市に住民票を有する妊婦とその配偶者、家族
定員 各月20名程度(要申込・先着順)
参加費 無料
準備物 母子健康手帳
公式サイト 徳島市公式ホームページ「パパママクラス」
お問い合わせ先 088-656-0532 (徳島市保健センター 母子保健担当)
出産後の心身の健康
出産後のお母さんは、わけもなくイライラしたり、気持ちが落ち込んだりすることがあります。
産後のホルモンなど体の内部の変化や、慣れない育児の疲れなどが原因とされています。「産後うつ」は、産後のお母さんの10~15%に起こるとされています。
出産後は、お母さんは赤ちゃんの世話に追われ、自分の心や体の異常については後回しにしがちです。また、お父さんや周囲の方も赤ちゃんが最優先で、お母さんの変化を見過ごしがちです。
産後うつかもしれない、と思ったときは、迷わず医師、助産師、保健師に相談しましょう。
また、妊娠中や出産時に異常があった場合は、出産後も引き続き治療や受診が必要な場合があります。経過が順調と思われるときでも、医師の診察を受けましょう。
赤ちゃんのかかりつけ医

軽い風邪や発熱など、また、予防接種も受けるようになるので、赤ちゃんの普段の状態をよく知ってもらう意味で、かかりつけの小児科医をきめておくと安心です。
マタニティマーク

マタニティマークは、妊婦が交通機関等を利用する際に身につけ、周囲に妊婦であることを示しやすくするものです。
妊娠中は赤ちゃんの成長はもちろん、お母さんの健康を維持するためのとても大切な期間です。しかし、外見からは、妊婦であるか判断しにくい場合やつらい症状がある場合もあります。
街や職場などで、このマークを付けているお母さんを見かけたら、「列車・バスで席を譲る」「近くでの喫煙は控える」などの思いやりのある気遣いをお願いします。

保健センターでは希望される妊産婦さんにマタニティマークのシールを配布しています。キーホルダーなどに貼ってご利用ください。詳しくは厚生労働省ホームページ「マタニティマークについて」をご覧ください。
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